最近、下記のようなトラブルでの相談が増えております。

  交換店は、慎重に選んでください。 

他の持ち込み専門交換店で、交換した結果、不具合がでて、当店に相談されてくる方が多くなりました。 

特にガソリンスタンドでの交換には、ご注意願います。

 

タイヤ購入アドバイス」「空気圧」「ランフラットタイヤ」「タイヤを安く買う」のタグの中で、怪しい店の見分け方の参考を記載してあります。

すみませんが、極力、対応するように努力は致しますが、交換多忙期には、他店がヤリ損ねたものの持ち込みは、対応が困難になりますので、ご了承願います。

  近年、当店などのビジネスモデルのパクリで、ろくに経験もつまずに、自己流で交換する店や修理工場などが、多数おられます。

 結果、1~2年程度で、持ち込み交換店で開業した店が、廃業に近いような状態になる方が多いようですが、また はじめる方がいますので、その繰り返しです。      


               よくあるトラブル事例  

  ● 交換後、車の挙動が、おかしくなった。 

     原因、車両への取り付けが、いい加減など。

   きちんと、ホイールのセンターが車軸にあっていない。

(ただ、適当にネジ穴にあわせているだけ。 国産の純正ホイールなら、それで 大体 あいますが、外車・社外ホイールの場合など、国産のノリでつけると、こういう症状がでることがあります。)

       取り付けの締め具合がなっていない。

(トルクレンチでメーカー指定値で、締めればいいと思っている。 ネジ穴・ネジの状況、ホイールの状態をみて、的確なトルクで取り付けないと、簡単に車体から外れたりします。 適当な方が、取り付けますと、メーカー指定値でも、簡単に緩み、最悪 走行中に外れることもあります。 社外ホイール・外車のスポーツタイプの車種などは、この取り付けかた次第で、乗り心地やハンドリングが、かなり変わることがあります。) 

当店では、ネジなどの状況を確認するため、インパクトレンチでの取り外しは、しておりません。 手動レンチで、状態を確認しながら、緩め、取り付けます。

途中、作業時間短縮のため、電動工具で、ボルトの取り外しをしますが、この機具の設定は、最弱になっており、2本の指でかるくつまんで止められる程度の負荷しかかけておりません。

ネジ部に不具合があれば、すぐに止まる設定で、ボルト類にも 取り外しでできる傷がつかない範囲のものになります。   

       ホイールにタイヤが、きちんと収まっていない。

タイヤは、サイズが同じでも、メーカーや そのモデルによって、クセみたいなものがあります。 何でもかんでも、国産純正ホイールに、国産新品タイヤのノリで交換してますと、タイヤがきちんとハマっておらず、様々な症状がでます。

  

       ホイールバランスが正確にとれていない。

最新の高価な バランサーを使用していても、使い手がわかっていなければ、まったく意味がありません。 バランサーは、いびつなタイヤや、ホイールにタイヤが適正に取り付けられてなくても、自動で、バランスをとってしまいます。 機械の数値上、バランスがとれている事と、車体に取り付けた後、不具合なくタイヤが回ることとは、関係ないことがあります。タイヤがきちんと組み込まれてることは当然ですが、タイヤ・ホイール状態などを正確に見極めた上、バランサーを完全に使いこなせていないと、成立しません。 実は、タイヤの組み換えよりも、センスが問われる作業になります。

ガソリンスタンドなどのバランサーは、たいていイカレてます。 高級車を扱うディーラーのものでも、怪しいものは多数あります。

  

  交換後の不具合は、バランスのせいとしか考えられない店

交換後にハンドルのバラつきなどの症状に対して、なんでもかんでもバランスのせいにする店がありますが、たいていの原因は、他にあります。 これは、当店の見解になりますが、余程、バランスが狂ってないかぎり、なかなか症状としては、でてきません。  最近 増えてる、他店交換からの不具合タイヤをみてみると、きちんとタイヤがホイールに はまってない・交換時に変形してしまってる、例がよくあります。 車体への取り付け方が、悪い場合も多くあります。 このように、取り付け状態が良くないまま、走行してしまうと、そのクセがついてしまい、タイヤ・ホイールなどを買い換えないと改善できなくなることもあります。 

 

         交換時にタイヤを壊してしまっている。

経験・技術のない方が、どんな最新の交換機を使っても、まったく交換の精度には、関係ありません。 実は、最新の機械は、昔ながらの機械を完璧に使える方でないと、うまく使いこなせないことが多くあります。 交換経験の浅い方が、いきなり レバーレス タイプや最新型の高パワー・高回転などの機械を使うと、交換時に 簡単にタイヤを壊してしまいます。 チェンジャーの無理な圧力により、タイヤ内部の骨組みや タイヤ全体を歪ませてしまい、挙動のおかしなタイヤになることがあります。 交換時に、チェンジャーや機具などを頻繁に壊してるような業者は、単なる経験不足でしかありません。  近年の機具類は、新しいものであれば、そう壊れるものではありません。 負荷をかけすぎてる結果、タイヤを含め、破損してるだけのことです。

 一番、多い症例ですが、機械を使いこなせてない無理な組み込みによって、タイヤ組み込み時に タイヤが内側でエアを押さえ込むゴムの分部や ホイール内部を傷つけてのスローパンク(時間をかけてエア漏れをおこす症状)が、多数見られます。 外からは、見えない部分なので、症状がでるまで、発見できません。

 きちんとツボをおさえて作業すれば、よほど古く硬くなった中古タイヤでなければ、ある程度のところまで もっていければ、タイヤの方からホイールに 簡単に はまっていくものです。 必要以上に、押さえ込んで入れてるような作業者は、単なる技術不足のケースが多いかと思います。 

当店でも、かなり古く硬くなった、扁平タイヤなどを取り外す時に、ごく稀に どうしても少し、ビードのゴム部分が欠けるようなことはありますが、再使用に問題ない部分と程度になります。 

しかし、不具合で、当店に持ち込まれたものの中には、どうしたら そのサイズの新品タイヤで、何故 そこまで ビードを壊すのか不思議なものがあります。 ホイールからのタイヤ脱着作業だけでいえば、インチが大きいほど技術的には、簡単になる傾向があります。 ただ、重量が重くなってきますので、体力的にしんどくなります。

このような 技術的ミスによる破損は、ホイールの中に入ってしまう部分なので、お客様からは、わかりません。 不具合がでて、外して わかることになります。 

組んでる方は、それなりの負担を加えながら組み込んでいるので、わかっているはずです。

タイヤ内部のワイヤー繊維が、ブツブツと音をたてたりするので・・・・・

でも、強引にそのまま負荷がかかった状態で、機械任せで、押し込んでいたりするのです。 

恐ろしいことです。 

     メーカー指定での、空気圧しか入れられない店。 

タイヤ・ホイールのサイズが、変われば、エア圧も かなり変わってきます。 

例えば、純正サイズから、大口径 扁平タイヤに交換して、エア圧は、純正値のままなんて、ありえません。 重量のある車種なら、簡単にタイヤの内壁などが、壊れ すぐにバーストすることもあります。

こんな事も知らずに、持ち込み交換店をしてる店が、あります。

タイヤ外側から見て、なんの異変がなくても、タイヤ内部が壊れ 使用できないタイヤになり、前ぶれなく 急にバーストしたりします。  高速走行中に発生することが多く、大変危険です。

エア圧は、車両・タイヤのサイズ、タイヤの種類、メーカーの特性、使用者の状況をみて、入れる必要があります。  

ろくに タイヤへの充填用のエアの管理をしてない店があります。

タイヤを外してビックリ、タイヤの中、水分だらけ。 水分どころか、結構な量の水を入れられてることもあります。 にわか交換店に非常に多いです。

表面がメッキタイプの高価なホイールなどは、このような 最低限のエアの管理もできてないような店で交換して、タイヤの中に入れるには適していないエアを入れられてしまいますと、短期間で ホイール内部が劣化し、ホイールが使用不能になります。

これもまた、ガソリンスタンド、高級車を扱うディーラーのものでも、多数あります。

 

    交換時のジャッキアップで、車両を壊している。 

近年の車両は、振動対策などで、非常にデリケートに造られてるものが多くあります。

メーカー指定のジャッキポイントでなく、なんでもかんでも 前後の車輪 2本同時に、車両の中央部分で、ジャッキアップしようとするのは、たいへんリスクがあります。 

この結果、交換後、車両から 振動・異音などが、でることがあります。 

こうなりますと、タイヤ交換店では、修復に手が負えない状況になります。

そして、修理代は、かなりかかります。 車種によっては、十万単位では 収まらなくなります。

軽量な軽自動車などや、ガッチリできてる 4駆系・貨物タイプの車両をのぞき、昔の感覚で、なんでもかんでも、センター付近にジャッキをかけるような店には、ご注意ください。

上記の事が原因になり、車両の挙動がおかしくなることがあります。

 

このような事例は、大手カー用品ショップ・信頼できそうなディーラーなどでも、おこりえます。

それは、交換する人の技術に かなりバラつき があるからです。 

このような時に、再度 当店での 原因究明・改善を求める 作業依頼がありますが、当店としても 商売的に嬉しくは、ありません。

普通に、4本交換に行った方が、簡単で予定が立つからです。 

たいてい、上記の症状で、その交換店以外に持ち込むと、結構 適当にしかみてくれず、新品の買い換えを言われるパターンになります。 それが一番、完全な問題解決が早いのと利益になるからです。 

その不具合の物を使う場合、解決まで時間のかかる作業になりますし、時間をかけても解決しない場合もあります。 その場は、改善できても、再度 同じ部分から不具合をおこす可能性も高く、あとあとのクレームになりやすい作業は、大手ほど嫌がります。 

大手が、簡単に、 「コレ、もう無理、買い換えなさい、」 、と言った物でも、当店は、再使用できる状態にもっていけることが、結構あります。  

当店も、今までは、できるだけ対応してきましたが、最近、このような事例が多くなってきましたので、今後は、下記の設定で、対応させていただきます。

尚、症状は、聞いて作業に向かいますが、結果、タイヤ交換店レベルでは、改善不能のケースもあります。 その場合でも、下記の料金がかかりますので、ご了承願います。 

 

    不具合の原因究明・改善 費用

30分以内で、済む案件 5000円~ (別途 出張代  ・ 材料費 部品代 必要な場合あり )

60分以内で、済む案件 8000円~ (別途 出張代  ・ 材料費 部品代 必要な場合あり )

以降 30分毎に 4000円加算

 

改善する作業よりも、正確な原因を探すまでに大変 時間がかかることが、ほとんどです。

原因さえ わかっていれば、改善不能かどうかの判断もすぐできますし、修復そのものには、あまり時間がかからないことが、多いです。すみませんが、ご理解願います。 

このような、事態に陥らないようには、きちんと対応できる店での交換をお勧めします。

知識・経験の低い 自称プロ店に、ご注意ください。

車に関する仕事についてた方が、安易な発想と技術で、タイヤ交換のノウハウもないまま、見よう見まねの我流と知識で、交換してる場合があります。

きちんとした指導のもと、様々な難易度の高い交換を短期間で1万本程度、経験して、やっと それなりのタイヤ交換職人のレベルです。 

(当店の場合、作業者ひとりあたり目安、最低 年6000本程度交換)

12月などの繁盛月以外で、月に50台程度の交換では、いつまで経っても さほど技術はあがりません。 しかも、タイヤ交換プロの技術指導もないまま、見よう見まねの サルまね で、交換業をはじめてる方は、おそらく 10年やっても、所詮 サルまね レベルのままです。         1日に、お客が1~2人しか来ない、暇な床屋とかわりません。

暇な店の言い訳として、よくありますのが、 「まだ、はじめたばかりですので・・・・・・」。  

当店の経験や、当店から独立した交換店などの例ですが、開業1~2年目が一番忙しいはずです。その後は、体力的に疲れるので、仕事を選ぶようになり、仕事量を調整するようになるので。 

12月前後と春先は、冬タイヤとの入れ替えがあり、たいていの交換店は、大忙しです。 ピーク時、大手専門店などですと、半日待ちは、あたり前になり、結果、他の交換店に流れていきます。 当店も、移動しながらの作業のため、一人あたり 一日10台の交換が限度になります。

今は、ネットで安価で広告できるので、技術のない交換店でも、集客できます。

なので、このシーズンは、どんな店でも そこそこ忙しくなります。

年末などの予定のつまってる時に、走行に支障が出るような、思わぬトラブルに見舞われる事態に陥らないように、万全の体制でフォローしてくれる店での交換をお勧めします。 

はじめての交換なんて店に頼むのは、愚の骨頂です。

はじめて、ガン手術する医者に命を託すようなものです。

車の整備のプロでも、タイヤに関しては、ど素人です。

単純で簡単そうな作業に見えますが、そうではありません。 

まったく同じ車種とはいえ、10台あれば、様々なクセがあります。

それに、対応できる技術とセンスが必要になります。

  

普通のタイヤ交換店が使わないような、高額な交換機をもっているような、大手カーディーラーなどでも、技術が必要になる交換は、外のタイヤ専門店に委託してることが多くあります。

見た目は簡単そうに見えても、実は、それなりの専門知識と技術が必要となるのです。

技術のない店で、最悪、再使用不能タイヤにされてしまいますと、

最初のタイヤ代・交換代、 原因究明にかかる費用・再度のタイヤ購入と交換工賃がかかり、

折角、通販などで、安くタイヤを買った意味が、まったくなくなります。

予定も大幅にくるい、かなりのストレスになります。 

  

12月前後の交換店は、どんな店でも、大忙しです。

予定どおりの交換ができるよう、是非、上記のことを参考に、店選びをしてください。          

                  追  記

 このような相談・作業依頼は、当店としても 正直 嬉しくない案件です。 最近、増えすぎて、対応する時間がありません。

理由は、まず 問合せの電話などに、大変時間がかかる。

見てみないとわからないことが多いので、作業時間の目安がつけにくく、予定を組みにくい。 

出向いても、改善できないケースもある。

一時的に改善できても、物の状態がよくないと、再発する可能性もあります。これらの事を了承の上で、問合せ願います。 


ここに書いてることは、当店の経験上のからの主観的なものです。 書いてる事への質問には、対応できませんので、あくまでも参考程度に解釈願います。