パンク時の応急対処方法 

急なパンクの場合、平常心を失います。まず、焦らず気持ちを落ち着かせて 読んで下さい。

今時の車は、スペアタイヤを装備してないものが、多数あります。 スペアが付いてるなら、すぐにスペアタイヤに交換してください。 無理して動かすと、修理できるものも できなくなり、ホイールまで ダメになることもあります。

ロードサービス付き任意保険 か JAF 入っていれば、無料で来てくれます。 近場で、急いでる場合、とりあえず コインパーキングなどに停めて、用事を済ませてからに してもいいかと思います。 必要以上にパンクしたまま動かすと、結構な金額が、後でかかることもあります。

空気が抜けてることに 気づいたら、基本、迷惑のかからない路肩によせて動かないこと。

パンクしても、しばらく走り続けられる ランフラット タイヤでも、同じです。 そのまま 走れますが、走ってしまうと、後々、高額な出費になります。(ランフラット タイヤのページで参照)

エア漏れの原因には、いくつか ありますが、だいたいは、釘・小さいネジ類が、タイヤ接地面に 刺さった状態かと思います。 パンクしたまま、動かさなければ、場所にも よりますが、問題なく修理できることが多いです。

道路の縁石や コインパーキングの車止め・路面の装置などに、タイヤ側面をひっかけてしまい、亀裂が入りのエア漏れは、修復不能。 買い替えに。

釘などが、タイヤ側面に刺さった場合も、修復不能。

新品から 5年以上 経つと、空気を入れる バルブのゴム類の劣化により ここからエア漏れすることもあります。 このあたりの部品の交換が必要になります。 原因が これの場合、タイヤの交換は必要ありません。

タイヤの空気が少ない状態で、段差に のりますと、ホイールが変形・割れる ことがあります。 よくある原因のひとつです。 ホイールの修理か 交換が必要になります。

新車から タイヤをかえてる場合、交換者の技術不足による原因で、あとあと エア漏れすることがあります。 数日後の場合もあれば、数年後の場合も。 なんらかの補修か 買い替えが必要になります。

空気が抜けるタイヤを 普通の人が見て、タイヤ側面に何かしらの異常があるようなら、高い確率で交換が必要になります。

パンクしたら、まず 原因を特定させて下さい。 安く対処できる場合が多くあります。

任意保険・JAF、無料で呼べるロードサービスがあるなら、呼んで下さい。 ロードサービスの内容・来た作業員の技量によって、どこまでしてくれるか バラつきがありますが、すべて 無料で、自宅や 修理先まで レッカーしてくれるか、とりあえず しばらく走れる状態にしてくれます。

すぐ 近くに、ガソリンスタンドや 車の修理ができそうな店(販売のみの店舗は、無知なのでダメ)があるようなら、ハザード点けて かなりゆっくりの移動なら、動かしても大丈夫な場合があります。 ミシュランタイヤは、極力 動かさないで下さい。 外側から見て 大丈夫そうでも、内部が すぐに壊れます。 これを気づけずに パンク修理して 再使用しますと、いきなりタイヤが破裂する場合もあります。 パンクしたまま、店を探し続ける走行をした場合、タイヤの内部は、修理できない状態になります。 


その日、家を出た時には、異常が なかったのに、しばらく 走ってエア漏れの症状を起こしてる場合、その日、何かを踏んでしっまた可能性があります。

近年の車には、スペアタイヤの替わりに、タイヤ内部に 液状の補修剤 を流し込む、修理剤が 新車時から 積んであるものが 多くあります。

1~3時間程度で、空気が抜けてしまう状態の場合、この修理剤は、まず 効果がありません。

9割以上、効果がないと思ってくれて いいかと思います。 ほんとに 稀に、症状の軽いものに 効果がある程度です。 刺さってるものを抜いた場合、100%効果ありません。 ユーザーさんは、刺さってるものを見ると、つい 抜いてしまいますが、パンクをしてる状態の時は、抜かないで下さい。  液状の修理剤は、刺さってるものと タイヤの隙間に入り込んで、一時的に エア漏れを遅らせる ようにできています。 抜いてしまうと、隙間が大きくなり、修理剤では防げなくなります。 アホな、ガソリンスタンドなどに、持って行くと 抜かれてしまいます。 抜いたあとに、それなりの補修ができる状況なら いいですが、スタンドに その技術を持ってる人が、常に常駐してることはありません。 特に夜間は、ただのバイトが多いので。

この液状の修理剤、つい使ってみたくなるのは、わかりますが、無料で使えるロードサービスがあるなら、絶対 使わないで下さい。 何も頼る場合がない、ダメもと の最終手段程度に考えてください。 使えば、また買う必要があります。(絶対買わないと いけないわけではありませんが、)。 ディーラーの指定の物なんかだと、結構な値段します。

この修理剤で、エア漏れを遅らせることができるのは、タイヤに通常の空気が入ってる状態のものが、24時間以上かけて 抜けきる、「スローパンク」の状態のときに、効果がある場合があります。

重複になりますが、走行中 いきなりのパンクには、ほぼ100% 効果ありません。 時間と労力、その他 金銭面でも、使っていいことは ありません。

では なんで、この程度のものを 「パンクの修理キット」 として、純正指定で、車に積んであるのか、ということになりますが、正直、当店的にも疑問です。

補修剤の他に、タイヤに空気を入れる器具も、一緒に積んであります。

あまり使うことのない スペアタイヤを 自然環境のために なくしましょう、と言うメーカーですが、スペアタイヤは、日本の場合、ゴミになりません。 不当投棄されなければ、タイヤとホイール100% リサイクルされます。 この 液状の補修剤 と エアを入れる器具 の方が、余程 産業廃棄物になるのに。


タイヤに 釘・ネジなどが、刺さってるのを見つけた場合、その場で 抜かないようにして下さい。 

この判断、難しいのですが、タイヤを貫通してる場合、抜いてしまうと イッキに エア漏れし、走行不能になります。 

貫通してない短いものなら、それまで 刺さりっぱなしで走っていたので、もう暫く そのまま走れることが ほとんどです。 すぐにガソリンスタンドで、エアのチェックして下さい。 減ってるようなら、結構 多めに入れて、上手に修理してくれそうな店に持ち込んでください。 たいがい、そのまま走って大丈夫です。 

19インチ以上で、横幅ぶっ太い 薄いタイヤの外車など、5~10台に 1台は、後輪に何かしら刺さったまま 気づかず走行しています。 当店で新品タイヤ交換時、もっとの確率で、なんか 刺さってます。 短く 貫通してないものもあれば、貫通してるが エア漏れしてないものも。 それの状態に、気づかず 何年も乗ってる人、かなりいます。

抜くのは、修理のできる環境がある場所で、が いいかと思います。


  タイヤの修理は、タイヤ専門ショップへ。

接地面に物が刺さってパンクしたタイヤは、無理な走行しなければ、修理できる可能性が大きくあります。 きちんと修理すれば、タイヤの寿命まで 問題なく使用できます。

タイヤが、まだ1年以上使える場合、修理した方が 経済的です。 

アホな店に持ち込むと、2本~4本 交換を勧められます。 カモられます。

パンクすると平常心を失います。 新車でも3年程度 乗ってると、交換しても いいからと、つい パンクしたタイヤで、動き回ってしまいます。 そういう感情で、アホな店に持ち込むと、つい 4本交換してしまいます。

できるなら、冷静になって、どうすれば 一番 経済的に、戻せるのかを考えてください。 余計な 数万~ 高級車の場合 数十万の出費が抑えられます。

パンクした場合、ガソリンスタンドに駆け込むのが、一番多いかと思います。 ですが、スタンドで、問題解決できることは、ほとんどありません。

スタンドのパンク修理は、タイヤをホイールから外しての修理でなく、タイヤの外側から 管状のゴムを ぶっ刺す 修理が、ほとんどです。 この修復方法では、高い確率で、漏れを防ぎきれません。 他のパンクしてないタイヤより、ちびちび 日数かけて エア漏れします。

まれに、タイヤの寿命が終わるまで、この修理で大丈夫な場合もありますが、ほんとに まれ。

この修理で、直ったと解釈するのは、大変危険です。

パンクしたタイヤは、一度ホイールから 取り外して、タイヤの内側の状態を確認しないと、再利用可能かどうかの判断はできません。 再利用に適さないタイヤを、ぶっ刺し修理のまま、使用すると、走行中(大概は、高速走行時)、いきなり破裂することもあります。 原因は、内部が破損してたせいか、修理部分から エア漏れしていて タイヤが車を支えられなくなってるせい。

最近では、外側からの ぶっ刺しタイプ修理でも、エア漏れを ほぼ完璧に止められる ツールもでてきましたが、ガソリンスタンドなどで 取り入れてるところは、ほぼ ありません。 あっても、内側を確認しないままの修理で、使い続けるのは、大変危険です。

ホイールから タイヤを外さない、ガソリンスタンドなどでの修理は、応急対策 程度に思っていた方が いいかと思います。 当店付近のスタンドで、この程度の修理をしてもらった場合、8000円から 高いところだと15000円近くとる店もあります。 作業内容考えると、ふざけんな 価格です。 でも、パンクした時は、なんにでも すがりたくなりますし、とりあえず 走れるように戻したいので、利用することになります。

とりあず、これで凌いで、数日以内に タイヤの内側からの補修をきちんとできる タイヤ専門のショップで、再修理した方が いいかと思います。 理想としては、無料ロードサービスを上手く使って、最初から 専門店に持ち込めば、安いものなら5000円程度、高級車でも 8000円前後で、修理可能なものは、完璧に直してくれます。 この方法が、一番 確かな 安い方法です。

いかに お金かけずに、パンクした状態で、いい店に 持ち込めるかがポイントになります。 事情は、それぞれ違うかと思いますので、これを参考に していただければと思います。  

(これは、当店付近の店舗型タイヤショップの参考価格であり、当店のパンク修理価格では、ありません。 当店、緊急の出張パンク修理は、料金表の対象外になります。 路上での作業になりますので、天候状態・現場までの距離・時間帯などで、金額大きく変わります。 緊急作業の場合、安くても パンク1本修理 1万円以上はかかります。)


タイヤのパンク修理は、タイヤ専門店に。

一般的に修理できそうな店として、ディーラー・街の修理工場・オートバックスのようなカー用品店・メーカー系の大型タイヤショップ(タイヤ館など) が、頭に浮かぶかと思います。 ガソリンスタンドは、絶対ダメ。 仕方のない状況での とりあえずの補修、程度。 

上記の店の場合、まだまだ 1~2年以上使えるタイヤを 不安煽って、4本買わされやすいです。 車検が近いと、特に。 車検だからと、ディーラーで買うと、結構な 高値掴みすることになります。 

ディーラー・オートバックスなど、以外でしょうが、パンクの修理をすることが、あまりありません。 それだけ、新品 買わされてる方が多い、ということですが。 

なので、パンクの修理を上手くできる人が少ない、もしくは 一人もいないのです。

最近 増えてる、持ち込みタイヤ交換店も、基本 下手。

下手に修理させると、ホイールから タイヤ外しての修理でも、きちんと できてないことが多くあります。

オートバックスや 大型メーカー系のタイヤショップ(タイヤ館など)で、新品タイヤ4本買ってる場合、パンクした時、安価で修理できる保障が付いてる場合があります。 それが無料なら、無料で済むので、利用しても いいかもしれませんが、いくらか 料金かかるようなら、考えた方がいいかもしれません。

では、どこに持ち込めば いいのかということになります。

当店、エリアの場合、街のタイヤ専門店(タイヤのみしか扱ってない店)が、お勧めです。 たいがい、ホイールから外して きちんと直してくれます。 「内面パンク修理」 というものです。

ディーラーや オートバックスのように、あまり待たされることなく、素早く・的確に直してくれます。 

幹線道路に ぽつぽつ ある、大型店でない 「〇〇タイヤ」 というような、車が1~2台くらいしか入らないような 小さい店。 

こういう店の方が、うまく安く直してくれます。 一応、新品タイヤを勧めてきますが、修理の意思をしっかり示せば、あきらめも 早いので、すぐ修理してくれます。 どのみち、こういう店の場合、かなりの大衆車以外の新品タイヤは、取り寄せないと在庫してないので、その場で すぐに交換できないので。